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弥平について

弥平にまつわる物語The Story of YAHEI

私たち株式会社 弥平の物語は、海と蟹に始まります。

五代目・高杉弥作──新潟県四ツ郷屋村で蟹漁に命を懸けた漁師でした。

日本海の荒波に挑み、家族と地域の暮らしを支えるため、命がけで蟹を獲り続けました。
その弥作は、ある冬の漁の最中、荒れ狂う海で帰らぬ人となりました。

蟹は、命を懸けて挑んだ海の象徴であり、弥平一族にとって特別な存在です。

そして時代を経て、八代目となる私は「弥平」の名を掲げて飲食の道を歩み、再び蟹と向き合うことになりました。
これは偶然ではなく、必然だったのかもしれません。


蟹を通じて伝えたいこと

弥平が提供する蟹は、単なる食材ではありません。
それは先人が命を懸けて追い求めた「生きる糧」であり、私たちが受け継いだ「海への敬意」の結晶です。

私たちの蟹料理には、三つのこだわりがあります。

  • 産地と漁師へのこだわり

    相模湾のタカアシガニ、日本唯一の専門漁師から届くイバラガニなど、信頼できる漁師との直接のつながりを大切にしています。
  • 命を最大限に活かす調理

    焼き蟹、蟹しゃぶ、蟹味噌、漁師飯。どの一皿も、蟹の生命力を余すことなく伝えるための工夫を込めています。
  • 物語を味わう体験

    一杯の蟹を味わうことは、ただの食事ではなく、海と漁師と歴史が織りなす物語を体験すること。その時間をお客様に届けたいと考えています。

八代目として

蟹に命を懸けた五代目の思いは、今も私の中で生きています。

私たち株式会社弥平は、蟹を通じて「命の尊さ」「海の恵み」「歴史とつながる味わい」を未来へと紡いでいきます。